教員の働き方改革が本格的に注目をされる情勢ではあるものの、本質的な業務効率化にメスを入れるような動きは少なく、効率化への呼びかけや意識の持ち方などの変化を期待する内容にとどまっている例はまだ見られます。本質的な作業効率のアップを進めていくためには、従来行っていた作業を自動化していくシステムの導入など、抜本的な改善につなげていくことが重要と考えられます。そのような中で全国各地の学校で導入が進んできているのが、自動採点システムです。定期テストや試験の採点は教員の仕事の中でも重要かつ時間を多く必要とするものであり、自動採点システムを利用することによって大幅な効率化と事務作業時間の軽減を実現できるものとして、高く評価されています。
自動採点システムは、作問したテストの種類に広く対応していることや、正確性の高さが特徴となっており、さらに採点結果をデータ化して生徒指導や補習措置などへの活用も可能です。教師の負担軽減だけでなく、生徒側にとっても苦手分野を的確に知ることができ、補修を行うことで学力向上につなげていけるなどのメリットが多くあります。学校現場の改革は今まさに急速なスピードで進行してきていることは間違いありませんが、その一つの方法として自動採点システムを導入する検討をしてみてはいかがでしょうか。呼びかけや意識改革ではなく、実効性のある優れたシステムの活用が、真の働き方改革につながっていくものであると考えてよいでしょう。