採点システムのメリットとデメリット

近年、仕事のコンピュータ化が進んでいく中で、「採点システム」というものの名前を耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。その名の通り、教員に変わって、生徒たちが回答したテストを採点するシステムのことです。ここでは、採点システムのメリットとデメリットについてお話ししたいと思います。メリットは、なんといっても教員の作業時間を大幅にカットできることです。

採点作業なんてただ正答にしたがって丸バツをつけていくだけで簡単じゃないの?と思う方もいるかもしれませんが、何十枚という答案を採点していくというのは、本当に大変なことなのです。生徒間で不平等が生まれないように教員同士で採点基準を決めながら進めていかなければいけませんし、教えたことが理解できていない答案が多ければストレスも溜まります。そんな大変な作業の時間をカットできれば、教員はだいぶ楽になります。デメリットは、初期費用がかかることです。

1台導入するだけで数十万円かかります。また、教員は近年、その収入に見合っていない労働時間が知れ渡ってきているので、志望する人が減ってきていて、結果的に、高齢化が進んでいます。そうすると、新たなシステム導入自体に難色を示す人も多いでしょうし、初期設定やトラブルが起きた時の対処などが難しい場合もあります。今まで人の手でやってきたことをコンピュータにやってもらうのですから、やはり採点システムの導入にはそれなりの対価は必要なのです。

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